【PICK UP ARTIST】”Dibia$E” 影響力絶大。黒くて煙たいビートの立役者

今回はカリフォルニア・ロサンゼルス生まれのビートメイカー/プロデューサー、Dibia$E(ディビアスィー)をご紹介します。

DJ PremierやFlying Lotusをはじめとするレジェンドたちから絶大な支持を誇るDibia$E。

日本ではその名を聞くことが比較的少ないと思いますが、初めての方は是非この機会に彼の作品をチェックしてみてください。

  • 数多の賞賛を得る重要人物、Dibia$E
  • LAシーンを席巻したビートメイク
  • 最近の活動について

 

数多の賞賛を得る重要人物、Dibia$E

Dibia$Eは、カリフォルニア州、ロサンゼルスの南部に位置するワッツ出身のビートメイカー/プロデューサー。

彼の特徴は、温かみのある太いベースと、モジュラーシンセや8ビットサウンドによるエレクトロニックなサウンドスケープ。そしてそれらが混ざり合った、黒くて、煙たく、スウィングしたリズムがチルすぎるビート。

YouTubeやSoundCloudでは公式にリリースされていない作品も沢山あり、どれもかなりのクオリティ。”Dope”や”Sick”のコメントで溢れています。

日本でいうとBudamunkはかなりこのスタイルに近く、実際にLAにいた頃から大きな影響を受けているとFNMNLのインタビューで語っています。J DillaからDibia$E、そしてFlying LotusまでのLAビートシーンのリアルな話が読めるので、気になった方はそちらも是非。

LAシーンを席巻したビートメイク

ヒップホップにおけるトラックメイキングでは、 歴史的にAKAI MPCやRoland SP-1200が定番のツールでした。

彼の場合、Boss SP-303やRoland SP-404を使用しており、グリッチーでローファイなサウンドを特徴付ける上で一役買っているでしょう。

Roland SP-404 (roland.comより)

もともとは音楽ではなく絵を描いていたというDibia$Eは、95年頃よりビートメイクを開始。

2003年頃に音楽・エンタメ系SNSであるMyspaceが、LAビートシーンのアーティスト達の間で使用されるようになり、彼もトラックをアップロードすると、瞬く間に多くのフォロワーを集め、シーンの中心人物となりました。

現在、日本でも続いているローファイビートシーンにおいては、SP-303やSP-404は製作やライブパフォーマンスに欠かせない存在となっており、Dibia$EをはじめとするLAのビートメイカー達の世界的な影響力の大きさが伺えます。

最近の活動について

つい先日、6月6日にはEP「Quick Escape」をリリース。

M1の「Quick Escape」では、彼の持ち味であるファットなビートはもちろん健在。ウェーヴィーなサウンドスケープに、ファミコンを想起させる8ビットサウンドが加わります。

サンプリングの声ネタの効果も相まり、決して薄っぺらい印象にはならない絶妙な仕上がりです。

そして曲の変わり目に気づかないほど、流れるようにM2「Movin Blocks」へ。テトリスのBGMで有名なロシア民謡のコロブチカを大胆にサンプリングしたユニークなトラック。

一曲の中でめまぐるしく変わる展開に翻弄されつつ、一貫してスモーキーなバイブスを保っており、流石の一言です。

LAビートシーンから、世界中へ計り知れない影響を与えてきたDibia$Eについてご紹介しました。

様々な独自の試みをサウンドに取り入れ、確立したシグネチャーサウンド。

どのトラックにおいてもヒップホップ的な価値尺度である”ドープさ”から決して外れない、彼の音楽に少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

<Top image via Tel Cairo>

<The other image via The Day’s Sounds, The Day’s Words>

<References FNMNL>

by PLAN.net

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